「ワカメをあげるから来らい、来らい」
と電話をくださった仮設仮設住宅の木村さんのところに
お邪魔したところ、そこには、ハマヤのお父さんも
ご一緒に晩酌をしていらっしゃいました。
同じく開成仮設住宅のハマヤさんと。 左から茜ちゃん、トッキー、光樹と学生チーム |
ハマヤのお父さんは、去年の6月に私たちがみどりちゃんと一緒に
仮設住宅に入りはじめた頃に知り合ったお父さんです。
当時はまだ、ボランティアもあまり入っていなくて、
まだまだ皆さんがお引越もされていない状態。
その頃、顔を出していた私たちに親切にしてくださいました。
しばらく、ご一緒にお話をしていたところ。
ハマヤさんは、突然、
「ああーーーーーーーっ」と大声をあげました。
「去年の夏に、風呂さ入れてやった姉ちゃんや!」と。
そうなのです。渡波小学校の裏にいた頃は、
ボランティアの私たちは入れるお風呂がなくて、とても困っていました。
しかも、移動するための車も免許もなかったので、
昼間に活動をした後、数日間もお風呂に入れない状況もしばしば。
仮設で会ったハマヤさんに「困っていることないか」と聞かれて、
素直に「お風呂」と言ったら、わざわざ渡波小学校まで迎えてにきて、
仮設のお風呂に入れてくださったのです。
奥さんも居る時だったら安心だろう、と、ご夫婦で。
それを思い出されたみたいで、この日は5度も(笑)
お風呂の話題が出ていました。
あの時のお風呂とお気持ち、すごく嬉しかったなあ。
そういうことが重なって、いま、石巻にいて、
あれから1年たったのがとてもふしぎ。
開成の仮設住宅の3、4団地は、6月からかかわった思い入れの深い団地です。
そのお父さんたちと、今、いっしょに、こうやって笑いあえるのは、
なんだか、あったかい気もちになります。
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