2012年4月21日土曜日

2012.4.21 1年ぶりのお風呂つながり



 「ワカメをあげるから来らい、
来らい
 
 と電話をくださった仮設仮設住宅の木村さんのところに
 お邪魔したところ、そこには、ハマヤのお父さんも
 ご一緒に晩酌をしていらっしゃいました。


同じく開成仮設住宅のハマヤさんと。
左から茜ちゃん、トッキー、光樹と学生チーム

 ハマヤのお父さんは、去年の6月に私たちがみどりちゃんと一緒に
 仮設住宅に入りはじめた頃に知り合ったお父さんです。
  
 当時はまだ、ボランティアもあまり入っていなくて、
 まだまだ皆さんがお引越もされていない状態。
 その頃、顔を出していた私たちに親切にしてくださいました。
 
 しばらく、ご一緒にお話をしていたところ。

 ハマヤさんは、突然、
 「ああーーーーーーーっ」と大声をあげました。

 「去年の夏に、風呂さ入れてやった姉ちゃんや!」と。
 
 そうなのです。渡波小学校の裏にいた頃は、
 ボランティアの私たちは入れるお風呂がなくて、とても困っていました。
 しかも、移動するための車も免許もなかったので、
 昼間に活動をした後、数日間もお風呂に入れない状況もしばしば。

 仮設で会ったハマヤさんに「困っていることないか」と聞かれて、
 素直に「お風呂」と言ったら、わざわざ渡波小学校まで迎えてにきて、
 仮設のお風呂に入れてくださったのです。

 奥さんも居る時だったら安心だろう、と、ご夫婦で。

 それを思い出されたみたいで、この日は5度も(笑)
 お風呂の話題が出ていました。

 あの時のお風呂とお気持ち、すごく嬉しかったなあ。

 そういうことが重なって、いま、石巻にいて、
 あれから1年たったのがとてもふしぎ。

 開成の仮設住宅の3、4団地は、6月からかかわった思い入れの深い団地です。
 そのお父さんたちと、今、いっしょに、こうやって笑いあえるのは、
 なんだか、あったかい気もちになります。







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