『いしのま★キッチン』のオープンを間近に控えて、
困ったのは、器がない！ということ。
プレオープンの2日前になっても、ほぼ、食器ゼロの状態。
でも、資金もなく・・・どうしよう？！という状況の中で、
いちばんはじめに器をご提供くださったのは、
我らがうさぎママンこと、菅原房美さん。
「けっこう、好きで器集めていたから・・・
使って！」と言って、案内してくださったのは、
家の裏手。
311の後に、作り替えた食器棚にはすべてが
入らないので、裏に置いていらっしゃるとのこと。
裏手のコンテナを空けると、そこには、
たくさんの器たち。
菅原家の歴史と共にあゆんできた器たち。
ありがとうございます！
大切に、使わせていただきます。
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| こんなにたくさんの器を、いただきました。 |
住吉のお家は、家の周りを水が覆ってしまい、
10日ほど孤立状態してしまいました。
おじいちゃんおばあちゃんがいらっしゃる中で、
中学生のあんずちゃんといっしょに家に残って、
ご家族でご一緒されていたそうです。
1年がたった今年の311の前に、
被災なさった時の体験を綴られていました。
あんずちゃんを道連れにする行為だったのかという逡巡、
1週間以上もの孤立、
10キロもの道を、泥をかきわけながら水を汲みに行ったこと、
1日1つのおにぎりを家族で分け合ったこと、
ひもじさに弱音ひとつ吐かなかったあんずちゃん、
泥が溶け出す匂いと共に訪れた異常な春、
あんずちゃんの髪の毛を洗ってあげることができずに、
親として情けなかったということや・・・
そのことばのひとつひとつから、
当時の状況が匂いたって、きて、
いました。
そんなうさぎママンやあんずちゃんが、さまざまに
ぐるぐる応援団やArt Explode!!!のきなこ。ちゃんの支えになってくれています。
今回も、ママンから器をいただけること。
有り難く、使わせていただきたいと思います。
ママンは、陶磁器に青の絵具を使ったお皿が好きなのでしょうか？
青がたくさんの食器たちになりました。
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