2012年9月30日日曜日

2012.9.26 学びの秋?



 「いしのま★キッチン」は、14:00で営業終了。
 その後に、いまは、無料の休憩所として、
 石巻の方たちに場所を開放しています。

 ペットボトルのお茶をもちこんだり、
 隣のエスタさん(スーパー)で買物したりして、
 ひと息、という方たちが多くいます。


  
 ふだんの夕方は、部活帰りにおしゃべりを楽しむ学生さんと、
 勉強している学生さんが 半々程度なのですが、
 このところは一所懸命に勉強する姿が多くなってきました。


教科書と問題のプリントを広げて、
無言で取組む高校生たち



 1日で平均 5〜6組の高校生の子が勉強していっています。

 夏休みを終わって、焦りがでてきた高校3年生もいたり。
 石巻駅から帰りの電車までの時間を、
 有効に使いたい!という学生さんもいたり。
 最近、増えてきたのはテスト前後?なのでしょうか。

 下の写真、分かりにくいのですが、みんな、勉強中。
 奥に7名くらいの高校生。

 手前の大人の方も、通信教育の本を広げたり
 会議したり・・・ 
          ↓

この日は、もの静かに勉強している方がいっぱい。
聞かれても答えは分からないのでがんばって!と応援のみ・・・

 
 
 地元には、仮設住宅が狭いので勉強机を入れるスペースを
 なかなか確保できなかったり、
 他の兄弟がいる中でうるさくて勉強できない、という子たちがいます。


 自宅の子たちも、いっしょに住む親族が多くなって、
 勉強はしにくい、という子も。

 「石巻は、落ちついて勉強できるスペースが元々少ないんだー」
 といいながら、わざわざ土日に勉強をしにくる子もいます。
 

 そんな中で、けっこう重宝されているようで、
 嬉しいきもちで学生さんたちを見ています。気分はお母さん・・・?

 Ready For?をはじめ寄付でいただいたお金は、間接的に、
 こういう学生さんたちのためのスペースづくりにもなっています。
 ありがとうございます!

ぐるぐる応援団 鹿島美織



2012.9.30 多治見パワー


 
 ぐるぐる応援団の移動交通のセクションで
 ノウハウを提供いただいたり、ご相談に乗ったりしていただいている
 株式会社コミュニティタクシーの代表・岩村さんが
 「いしのま★キッチン」に来てくださいました。

 多治見市の皆さんとご一緒。
 あまりお話ができませんでしたが、皆さんの
 パワーと明るさが伝わってきました。





 バタバタしてしまい、申し訳ありませんでした。
 
 この後の気仙沼では、どのような旅になったのでしょうか。

 岩村さん、今度またお越しください!

2012年9月26日水曜日

2012.9.21 寄付での購入 速報




Ready For の応援をいただいた皆さま、
ありがとうございます。

https://readyfor.jp/projects/ishinomo-kitchin/


本当に心強く、嬉しい寄付でした。

いろいろあった時で、
メッセージを見ながら、ほろり・・・。
どころか、号泣していました。


Ready For 達成の報を聞いた日野さん。にっこり!

Ready For の方たちにむけて、改めてご報告させていただきますが、
取急ぎ、嬉しいご報告を!!


■フライパン

今までは、家庭用のフライパンだったのが・・・

直径45cmの業務用のフライパン。
テフロン加工(高い)が、キク子ママの希望でした!

■調理台
真ん中にある調理台を購入させていただきました
お皿を洗った後に置くスペースが足りませんでした


■コースタ

木の机の上にあうようなコースター。
いっぱい探して、見つけました!





<検討中>

■魚焼き器(こちらは検討中)
魚やサンマの季節になってきました。


15〜20分程度焼いても、最大で2.5匹しか
焼けないため、


また、雰囲気のいいガラスのコップも
寄付で購入させていただきたいと考えています。

ありがとうございます!

Ready For の達成を聞いたみんなの表情。
うれしい!!!!




ぐるぐる応援団 鹿島美織

2012年9月24日月曜日

2012.9.10 もなみちゃんポップ&まさこさんデー


もなみちゃんが書いてくれたポップ。
かわいいので、ご紹介します。

インターンの期間、たくさん描いてくれました。
もなみちゃん作


そして、この日は、雄勝出身のまさこさんデー。
「おにぎり×焼そば」です。

まさこさんデー

焼そばは、石巻焼そば。

そして、おにぎりは、万石浦(宮城で唯一の塩)で穫れた
お塩と渡波の海苔を使っています。

海苔は、渡波の「のりさん」が提供してくださっています。
工場が被災してたいへんな中で、「石巻を盛上げるために使え」と、
譲ってくださいました。

↓参考

お塩は、「のりさん」が友人の方をご紹介してくださいました。


のりさんがくださった海苔。



できあがったお握りたち。ほんのり塩味。














いつもは、キク子ママのレシピが中心ですが、
この日はまさこさんが主役の日。

みんなでお弁当を詰めていきます。



みんなで詰めていきます。


これが、お弁当。
いつもと違う雰囲気に。



お母さん達、ひとりひとりが主役になって中心になれるように、
「●●お母さんの日」をつくろう、と「いしのま★キッチン」で話し合い中。

乞うご期待!


 ぐるぐる応援団・代表 鹿島美織@ラブソングッピー













2012.9.18 ミーティング三昧・・・



ETIC.のみちのくインターンの制度を利用して、
3週間、来てくれているのが、もなみちゃんと有田くん。

有田くんは、商品開発をしたい、と言って、ぐるぐる応援団のインターンに来ました。
3週間で大きなチャレンジ。


お母さんたちの前で、自分のやりたい商品企画について話して、
意見を求める有田くん。

しかし、煮詰まったメールが・・・。

ぐるぐる応援団は、代表の鹿島以外は、ヒロちゃん(社会人2年目)、
そして残りは学生さんという構成。

仕事をするのも初経験の中で、詰まってしまうことも多くあります。
そんな気もちを、どういう風に拾って、サポートし合える関係になったらいいか。

NPO法人のマドレ・ボニータの取組み/「朝メール」「夕メール」を
代表の吉岡マコさんや仲井果奈子さんから教わって、
ぐるぐる応援団でも、少し、形を変えて気もちのシェアリングをはじめています。

そこに、ヘルプのメールが来ました😌


「石巻のお母さん達の力やレシピが生きる商品」という条件だったはずが・・・
色々なプロセスを経て、「自分の好きなものをつくろう」と、
ドーナツの開発をはじめようとした有田くん。


・でも、有田くんが帰った後に、商品をつくるのは誰なの?
 「いしのま★キッチン」のお母さんたちは、協力してくれる?
・課題にしていた計画書を出さないで始めるものについて、
 ぐるぐる応援団としては、責任を持てない。
・有田くんがドーナツが好きで、デザートを作りたいなら、
 東京で商品開発をすればいいと思うけど・・・


こんなフィードバックを返しています。
商品開発が進まないまま、あと5日になって、詰まってしまっています。


お母さんが忙しい中、どのように時間を確保できるか考えたが、きくこさん、ひろこさんが料理をつくるので精一杯と聞いて、今、ドーナツつくりをするべきではないと考えました。

すみこさんも趣味ではなく、仕事でやるのなら販売すろための施設、設備、仕入れ先、商品をするべきでおいてくれる場所を探さなければなりませんが、時間をかけてやるものを短時間で終わらせても、やるだけのものになってしまうので、迷惑をかけてしまうとおもいます。

今は、5日でできることを模索しています。」





9月17日(月)の情報共有会では、
下記のように気もちのシェアをしてくれました。

・この5日間、ひきついでもらうことも含めて、
 何とかして、商品開発をしたいとおもっている。
・周りの人の意見を聞いて、みんなとやりたいと思った。
・しかし、迷っている。みんなとやると言っても、何をやればいいか分からない。
・「何かしら、残したい」でも「何かしら」が「何」か分かっていない。
 ドーナッツとか、そういう方面で考えていたので、
 どうやったらいいか・・・はっきりいって、自分は「商品開発」としか言えない。
 具体的な案が出ていないので、そこから聞きたい。


そして、夜もアイディアディスカッションをする中で、
3週間を過ぎても関わる、しかし、きちんと商品開発をすることにこだわりたい、
という結論を出しました。

これを受けて、ぐるぐる応援団のみんなで、
商品開発を協力してやることになりました。

ハッピーな仕事とは?







そもそも、仕事って何だろう。
条件は、報酬か?それとも・・・?



復興の応援になる商品開発って何だろう?に立ち戻って、
みんなでディスカッションをはじめました。

「被災された方たちとできる、ハッピーな仕事って何だろう?」
そこからの議論。
「仕事とは」と考えるだけでも、1時間半。
長い、ディスカッションですが、ひとつひとつに意味があります。

私たちにとっても、重要なディスカッションになりました。


悩みながら、深く考え、今までにないチャレンジをしてくれている有田くん。
キャラクターも濃くて、不思議な才能に溢れる学生さんです。

ETIC.コーディネーターをしてくださっているETIC.の川口さん はじめ皆さん、
応援してくださっている皆さん・・・
波あり、谷ありですが、どのような成果が残せるのか、
見守っていてくださると幸いです。


(続きは、有田くんにバトンタッチ)

2012年9月22日土曜日

手しごとワーク



今日は、手しごとの日。
時間になると、少しずつ、人が集まってきます。

通りすがりの方や何人もの方が合流


8月に入ってから3度目の開催ということもあって、
日の丸フラワーをつくるペースもあがってきました。


布を広げて・・・・ 

通りすがりの方も、気になるようで、
いろいろと話しかけながら、
のぞきこんでいきます。
今日、うれしかったのは、
NHKのハートネットTVを担当してくださっているIさんが、
久しぶりに寄ってくださったこと。
3月に取材してくだって、とても、想い出深い大好きなディレクターさんです。
うれしーい。
そして今日は、小さなゲストも。
できるかな?しおやん先生に教わりながら、ドキドキとチャレンジ!

説明を追加

Iさんも、チャレンジ!
ちくちくちくちく・・・
「裁縫、いつぶり位だろう〜」といいつつ、縫っていっています。
おお、器用!!
Iさん作の日の丸フラワー♡
かわいいフラワーができていました♡
みんながつまると、しおやん先生の登場。
丁寧に教えてくださるので、すごくいい雰囲気です。

しおやん、大活躍!

しおやん先生、お疲れさまでした!

それから、今日、個人的い嬉しかったことその2は、
思いがけない贈りもの・・・
ハーブのコーディアルのローズ。
パッケージもかわいい♡感激!!!
少しは女子タイムしなくちゃなーと思った鹿島でした!
ありがとうございます♡大事につかいます♡




 ぐるぐる応援団・代表 鹿島美織@ラブソングッピー

2012年9月20日木曜日

2012.9.16 段ボールでつくろう


今週のキッズのワークショップは、「段ボールでつくろう」でした。

16名くらいの参加だったのですが、
男の子がとても多かった今週。やんちゃ盛りでした。
 

あそび場がスタートしてから、しばらくは、
恒例の追いかけっこ。
畳の大作の制作がスタート・・・
ふだん、小さな仮設住宅で走り回れなかったり、
校庭があまり使えず、ストレスが溜まっているこどもたちは、思いっきり走り回ります。
 
こちらは、息があがりそう・・・
その後は、畳をつかって自由にあそびはじめました。
本当に、畳好きだなー。
そのうち、「今週は何つくるのー」
「早くー」とせかされるので、制作のスタート。
引越の薄い段ボール(裏にぷちぷちがついたもの)があったので、
運びこんで、こちらを素材にします。
何をテーマにするか、こどもたちが話し合ったところ、
テーマは「未来」ということで決定。     
今週も、何をつくるのかなー。



バズーカ!!

今日は男の子が多かったので、「未来の戦争」になって、
未来型の武器をつくったりして遊んでいました。

男の子は、こういうの、好きですねー。






その後は、公園に移動して「ハンター」。
TVの影響で、足の早い子がかけまわっていました。
秋だというのに、強い日射しの中のハンターは、
体力が・・・ヽ(;〃▽〃)ノ
30分ほどで切り上げ、ごくごくと麦茶を飲みます。
夏は、ドリンク代がかさむなーと、ぶつぶつ言いつつも、
「つかれたー」「あついー」と、のどかな1日でした。


ハンター開始







 ぐるぐる応援団・代表 鹿島美織@ラブソングッピー

2012.09.11 越後妻有 うぶすなの家へ


新潟の越後妻有。

大地の芸術祭のかけこみで、
2泊3日のキッチン☆コンセプト合宿に行ってきました。

まず、最初に行ったのが、「うぶすなの家」!

中越の大地震の避難所で一緒になった女性が
その時のつながりからはじめたのが、「うぶすなの家」なんだそう。

さまざまな方に、
ぜひ、勉強しておいで!と言われていた場所です。



黄金色の山間の風景。キレイ・・・・

のどかな田園風景を越えて、地図を頼りに入っていったのは、
えっ・・・・本当にこの道で、あっていますか?
というような小道。

山に切り開かれた畑と畑のすごーい細い道。

砂利道の山道。

本当に車一台分がギリギリの道が続いて、
走っているだけで落ちそう。
隣に池があって、10cmふみはずしたら、絶対に落ちる!というような場所です。

少し広い道に出て、
「大地の芸術祭」の旗が見えてきて、みんな、一様にほっ。


「うぶすなの家」が見えてきただけで、本当に嬉しくなります。
(道中からアドベンチャーなのも、もしかして計算かも・・・)







見えてきた!うぶすなの家。
藁葺きの屋根が雰囲気あり!


入口でオーダーをして、店内を見渡すと、けっこう席が埋まっていたので、
少し待つことに。

でも、古民家自体が、陶器の美術館になっていて、
待っている間も、苦になりません。

ゆったりとした時間が流れていました。
「いしのま★キッチン」は、慌ただしいことが多いかなと。

時間があって芸術祭を見に来る「うぶすなの家」のお客さまと
仕事の合間に食べに来てくださる「いしのま★キッチン」は、
違うかもしれないけれど、こんな風に時間を大切にしたいな、と思いました。


2階から見た店内

陶芸のアート






今日の接客をうけもっていらっしゃると思われるお母さんが、
入口から入ってきた方に、丁寧に
「いらっしゃいませ」と声をかけています。

 「いしのま★キッチン」は、慌ただしくて、
 ピークの時間には、なかなか会話もできていないね、
 と話し合いました。

 入口が狭くて、入る場所が限定されていることもポイントかも、とヒロちゃん。
 Ready For で頂いた寄付で、内装に手を加える際に、
 こういったことも意識できたら・・・と感じています。
夏野菜のカレー


  出てきた料理は、野菜たっぷり。おいしそう!!
 すべて、このあたりで穫れた野菜なんだそうです。
 「うぶすなの家」で料理を提供していらっしゃる女性たちも、
 農家の方が多いのだとか。

 自分の畑から穫った野菜が食卓に出てくるなんて、素敵だーーー!
 
 石巻は、津波で塩害になったところも多く、海産物も前ほどは穫れないため、
 地産地消にしようと試みると、とてもたいへんです。
 コストもかなり高くなってしまうので、特注のお弁当を頂いた際に、
 がんばって石巻産を多くするのですが、
 来年、再来年には、こういう地域の野菜やお魚が、
 当たり前のように全てつかわれるお店になれたらいいなあ、と。


お待ちかねの食事














 
 私たちが食べている時に、たまたま、
 新潟の地元のTV局の方が、大地の芸術祭の取材にいらっしゃっていました。

 私たちが、石巻から来て、これからの参考にしたい、ということを知って、
 興味を持ってインタビューしてくださいました。
 
 静子さんというスタッフの方も、忙しい中で、
 避難所からスタートした「うぶすなの家」や、
 息子や娘が都会の大学に出ることを頼りに暮らしていた少し前の話、
 外から沢山の方がやってきてくれて、
 若い人が地元で働けるようになっているという話、など、
 色いろ教えてくださいました。

 
 お忙しい中で、ありがとうございます!

 今度は、「いしのま★キッチン」のお母さんたちも皆で来たい!
 接客やお食事を見て、きっと、たくさんのインスピレーションを持って帰れそう。 



静子さん。すばらしいホスピタリティのある方。
実は手前と奥にいらっしゃるのは、旅は道づれ、
で一緒にやってきたピースボードの山元さんとムーさん。
ぐるぐる応援団 代表・鹿島美織