2016年12月3日土曜日

2016.11.26 蛇田第1復興公営住宅「光の箱のワークショップ&つながる長のり巻き」 集会所



乃村工藝社さんといっしょに、
2016「光の箱のワークショップ&つながる長のり巻き」を行ってきました。

毎回、来ているからのりを巻くのは3度目よ!と手馴れた方も

今年に入って蛇田第1の集会所を利用するのは、3度目。
春前に伺った時に来てくださった方たちのほかに、最近、入居したという方や
蛇田西の仮設住宅にお住まいで、これからお引っ越ししてくる予定の方などが来てくださいました。

毎回、長のり巻きをやっているせいか「ぐるぐる応援団?・・うーーん」とつぶやいたあと、「ぐるぐるのり巻きの団体ね!」というコメントが帰ってくるようになりました。
ぐるぐるのり巻き…すごい名前…



つながるながーいのり巻き。
カーブも見事にこなしています!


    




今回のメインは「光の箱」です。
そのため、以前は具材からみんなせいっしょにつくっていましたが、今回はスタンダードな具材で、長のりまきは、えいっと巻きました。

2月の時には、こわくて部屋の外から見ていた男の子も
今回は握りにチャレンジ!できたーーー(❁´ω`❁)

3回目の開催のせいか、ある程度、段取りをわかっている方たちもいて、スムースな進行。そこのカーブはこうして!はい、このサイズに切って。水で包丁を濡らして…
と、はじめての参加者さんをリードしてくださる住民さんも現れはじめました。
とっても、頼もしい方たちです。



隣の女性に促されて男性も切り分けにチャレンジ。



みんなで大きな食卓をk


今日のメニューは、スタンダードなのり巻きと
貴子さんお手製の卵と白菜のスープ。ヘルシーな組み合わせです。

テーブルにつくと、わいわいと話がはじまりました。

すでに仲のいい方、ほとんどの方を知らない方… 参加者はいろいろです。
引っ越して来て間もない人たちは、どこから来たか、どこに住んでいるかと自己紹介がはじまるのもお決まりです。

少し残念だったのは、テーブルの周りに椅子をギリギリいれましたが
住民さんがテーブルを囲んだだけでいっぱいに。
乃村工藝社の方たちともいっしょのテーブルでのり巻きを食べたかったのですが…
別テーブルになってしまったのが痛恨でした。

昼食後は、隣の和室にうつって、光の箱のワークショップへ。

「何つくるの?箱?…ん?」というような戸惑いを見せる方もいらっしゃいましたが、いざ、作り始めると…
かなり黙黙と手を動かす方が続出。

こんな風に銀の筒をつくって箱にいれていきます


乃村工藝社さんに出会ってから、今年で4年目。
復興住宅では初の開催となります。

もくもく…


もくもく…


復興公営住宅に移ってきた方たちは、ここで新しくコミュニティを築きます。
いろいろな方がいらっしゃいます。

蛇田は、近くにイオンがある新興住宅地。
震災の後、自宅再建の方も含めて、今まで何もなかったところに街が出現しました。

真新しい綺麗な街並みです。
「すぐに避難したお寺から数えると、避難所、親戚のうち、また避難所に戻って仮設住宅で…もう8箇所目だ」
「牝鹿半島に住んでいたんだ。このあたりはスーパーがあるのが嬉しいけれど、畑や海はないねえ」など、それぞれの感想があるようでした。


こちらのおふたりは、近くの仮設住宅から。
数件の小さな仮設住宅だけれど、お世話役をやっているそう。
つぎは自分たちのところでもしたいなあ、来年には復興公営住宅に引っ越すから、そこでもきっと地域に貢献できると思う、とお話をされていました。

そんな話をしながら、また、もくもく。

もくもく…
乃村工藝社の方たちも、丁寧にサポート。
地元のカズさんと木村パパも、皆さんに丁寧に伝えたり、道具の準備をしたりしてくださいます。


このワークショップの心強いボランティア、かずさん。
作り方を丁寧に教えてくださるあゆみさん

みなさんをサポートするしほさん、小川さん
ある程度、形ができあがったら…中盤に突入。
カラフルなセロファンで色をつけていきます。


うーん こんな感じでいいかな?

どんな色がいいか、これはどうか、あれはどうか?と悩みながら
完成に近づいてきました!

あれこれ悩みながら色を選んで…配色決定



こんな色はどう? いい笑顔…


満足そう。赤い真ん中にお花が入っていて、
まわりをぐるっとカラフルに。ハートも隠れています
最後の仕上げに、乃村工藝社の方が中身が動かないように補修をしてくださって、
1年間、屋外での展示のために備えます。

展示先は、橋通りcommon。
どの作品が自分のものか、見分けるために名前を書いて、ついに完成です!!
えりさんがついて、名前を入れたら…
光の箱たちがじょじょに完成…
少し西日になってきています

記念の写真をパチリ⭐︎しているのは、小川さん。


他の人の作品を眺めながら、さまざまな感想が

作品を見ながら、感想をいいあったり…



明美さんの作品は、こちら。









用事を済ませた後にきたんだけれど…大丈夫かした?と
何人か追加できてくださる方も。

遅れてきた方のために、のり巻きをさらに2回、行いました。

そういえば、リーダーの浅野さんは、昨年度ののり巻きのことを
「大蛇の捕獲」と言っていましたが、まさにそんな感じの写真ですね…


遅れてきた方のために、2回目ののり巻き。
3回目ののりまき

キッチンの元スタッフの植松さんも来てくださいました。
娘さんの愛菜ちゃんも!高校生で見て、東京に行ってからもどってきたら、すっかりきれいなお姉さんになっていました。

奥が愛菜ちゃん。工作は苦手といいながら、
かわいい模様を丁寧につくっていっていました。
15時ちょっと前に来てくださったおふたりも、無事に作品が完成しました。
似ているなあと思ったら、やはり姉妹だそう。

姉妹で別べつの場所で被災したけれど、復興公営住宅は、運よく少ししか離れていないエリア同士であたったそう。

蛇田の復興公営住宅は倍率が高く、外れて嘆いていた方たちをたくさん知っています。
おふたりとも当選し、ラッキーですね。

最後のおふたり目。




復興公営住宅は、仮設住宅の集会所と違って有料です。
住民さんの共益金で運営されるため、個別の復興公営住宅で利用料は違います。

蛇田第1は、お部屋の使用料や暖房代やガス光熱費などがかかるので、
午後の部をお借りしました。
もう少し、手ごろな価格になるといいなあ、と思いつつ。

みなさん、おつかれさまでした!



2016年12月2日金曜日

2016.5.4 矢本運動公園の仮設住宅



矢本運動公園の仮設住宅で、ながーいのり巻きに行ってきました。

あいにくの雨模様だったため、外では巻けませんでしたが…
体育館の中に、人がいっぱい!!

今年は入居率が少なくなることが予想される仮設住宅。

新しい復興公営住宅への移転も視野にいれてどんどんすすんでいる東松島市。
仮設住宅を離れる方たちも多くなりつつある今年ですが、
卒業した仮設住宅にこの日は戻ってきた方たちも多くいらっしゃいました。

出ていく人たちを見送る寂しさもありますが、
地元の方たちのつながりをもとに、こうやって、ひとつひとつしっかりと皆で集まる機会をつくり出してきたのが、矢本運動公園の稀にみる運営力です・

小野会長や内海さんをはじめ、すばらしい運営をしていらっしゃいます。

市長も議員さんもいらっしゃって、
団結力や地域の巻き込み力を感じる日でした。



たくさんの人…

のりの上にご飯をのせて…

地元の高校生も手伝います。

具をのせていきます。

ながーいのり巻き。

ぐるぐる応援団の英語の先生。
ジャキとブリトニー

こーんな小さな子もほおばっていました