新潟の越後妻有。
大地の芸術祭のかけこみで、
2泊3日のキッチン☆コンセプト合宿に行ってきました。
まず、最初に行ったのが、「うぶすなの家」!
中越の大地震の避難所で一緒になった女性が
その時のつながりからはじめたのが、「うぶすなの家」なんだそう。
さまざまな方に、
ぜひ、勉強しておいで!と言われていた場所です。
黄金色の山間の風景。キレイ・・・・ |
のどかな田園風景を越えて、地図を頼りに入っていったのは、
えっ・・・・本当にこの道で、あっていますか?
というような小道。
山に切り開かれた畑と畑のすごーい細い道。
砂利道の山道。
本当に車一台分がギリギリの道が続いて、
走っているだけで落ちそう。
隣に池があって、10cmふみはずしたら、絶対に落ちる!というような場所です。
少し広い道に出て、
「大地の芸術祭」の旗が見えてきて、みんな、一様にほっ。
「うぶすなの家」が見えてきただけで、本当に嬉しくなります。
(道中からアドベンチャーなのも、もしかして計算かも・・・)
見えてきた!うぶすなの家。 藁葺きの屋根が雰囲気あり! |
入口でオーダーをして、店内を見渡すと、けっこう席が埋まっていたので、
少し待つことに。
でも、古民家自体が、陶器の美術館になっていて、
待っている間も、苦になりません。
ゆったりとした時間が流れていました。
「いしのま★キッチン」は、慌ただしいことが多いかなと。
時間があって芸術祭を見に来る「うぶすなの家」のお客さまと
仕事の合間に食べに来てくださる「いしのま★キッチン」は、
違うかもしれないけれど、こんな風に時間を大切にしたいな、と思いました。
2階から見た店内 |
陶芸のアート |
今日の接客をうけもっていらっしゃると思われるお母さんが、
入口から入ってきた方に、丁寧に
「いらっしゃいませ」と声をかけています。
「いしのま★キッチン」は、慌ただしくて、
ピークの時間には、なかなか会話もできていないね、
と話し合いました。
入口が狭くて、入る場所が限定されていることもポイントかも、とヒロちゃん。
Ready For で頂いた寄付で、内装に手を加える際に、
こういったことも意識できたら・・・と感じています。
夏野菜のカレー |
すべて、このあたりで穫れた野菜なんだそうです。
「うぶすなの家」で料理を提供していらっしゃる女性たちも、
農家の方が多いのだとか。
自分の畑から穫った野菜が食卓に出てくるなんて、素敵だーーー!
石巻は、津波で塩害になったところも多く、海産物も前ほどは穫れないため、
地産地消にしようと試みると、とてもたいへんです。
コストもかなり高くなってしまうので、特注のお弁当を頂いた際に、
がんばって石巻産を多くするのですが、
来年、再来年には、こういう地域の野菜やお魚が、
当たり前のように全てつかわれるお店になれたらいいなあ、と。
私たちが食べている時に、たまたま、
新潟の地元のTV局の方が、大地の芸術祭の取材にいらっしゃっていました。
私たちが、石巻から来て、これからの参考にしたい、ということを知って、
興味を持ってインタビューしてくださいました。
静子さんというスタッフの方も、忙しい中で、
避難所からスタートした「うぶすなの家」や、
息子や娘が都会の大学に出ることを頼りに暮らしていた少し前の話、
外から沢山の方がやってきてくれて、
若い人が地元で働けるようになっているという話、など、
色いろ教えてくださいました。
お忙しい中で、ありがとうございます!
今度は、「いしのま★キッチン」のお母さんたちも皆で来たい!
接客やお食事を見て、きっと、たくさんのインスピレーションを持って帰れそう。
ぐるぐる応援団 代表・鹿島美織
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