8月の上旬、キャンベラ大学から来てくれたのが、
高松高校時代からの友人、中西仁美さん。
移動サポートの事業に関して、
移動ルートの選定やニーズ調査の分析などで
キャンベラ大学とは協力関係を組んでおり、研究提携を結んでいます。
昨年度、石巻スポーツ振興サポートセンターの方や専修大学の山崎先生と
一緒に、石巻市の仮設住宅のバスの利用調査をした時にも、
データを分析してくれたり、大活躍してくれました。
今回は、移動の状況だけではなく、
災害マネジメントと、復興の中で観光の果たす役割についての
状況調査も含んでいたため、様々な方にお話をお伺いさせていただきました。
気仙沼観光プラザの境さん。 ご紹介してくださった宮井さん、 ありがとうございました! |
気仙沼でご協力してくださった方のお一人は、
気仙沼観光プラザの境支配人。
はじめの1ヶ月は、ホテルの営業が不可だった。
小さな発電機や給水車1台借りれたため、1階2階、調理場部分ができた。
ハローワークが気仙沼で一気に何千人の手続きができないということで、
手続きの場所として使用。民事相談窓口で4月11日〜 ホテルを再開した。
等、当時の状況を教えてくださいました。
高台にあったため、直接的に津波で建物が
倒壊することはなかったプラザホテル。
災害時に、ホテルが果たす役割の多様性について、
さまざまなことを知りました。
境さんがおっしゃっていたことで、印象的だったことがあります。
「今までは行政とのむすびつきがなかったが、
これまでになかったつながりが広がってきた。
今までは観光の人たちしかつながりがなく、
業界を超えて、大きな立場を超えての
コミュニケーションは少なかったように思う。
しかし、震災後、おのおのが単体ではできなかったことも
できるのではないかと思うようになってきたし、
つながりは外部にまでなってきている。
今までであれば、気仙沼市だけでやろうと考えて
「これは無理だよねう」と思うようなことも多かった。
今は、気仙沼の市内だけではなく、
外部の方たちとのつながりがあるからこそ、
できるというようなことも、多い」
たいへんな状況を聞く中にも、
前向きな言葉にパワーがあって、嬉しいヒアリングでした。
ご協力してくださった気仙沼観光タクシーの宮井さん、
境さん、ありがとうございました!
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