2012年8月14日火曜日

2012.8.9 移動交通&観光状況のヒアリング@気仙沼


8月の上旬、キャンベラ大学から来てくれたのが、
高松高校時代からの友人、中西仁美さん。

移動サポートの事業に関して、
移動ルートの選定やニーズ調査の分析などで
キャンベラ大学とは協力関係を組んでおり、研究提携を結んでいます。


昨年度、石巻スポーツ振興サポートセンターの方や専修大学の山崎先生と
一緒に、石巻市の仮設住宅のバスの利用調査をした時にも、
データを分析してくれたり、大活躍してくれました。

今回は、移動の状況だけではなく、
災害マネジメントと、復興の中で観光の果たす役割についての
状況調査も含んでいたため、様々な方にお話をお伺いさせていただきました。

気仙沼観光プラザの境さん。
ご紹介してくださった宮井さん、
ありがとうございました!





気仙沼でご協力してくださった方のお一人は、
気仙沼観光プラザの境支配人。

はじめの1ヶ月は、ホテルの営業が不可だった。
小さな発電機や給水車1台借りれたため、1階2階、調理場部分ができた。
ハローワークが気仙沼で一気に何千人の手続きができないということで、
手続きの場所として使用。民事相談窓口で4月11日〜 ホテルを再開した。

等、当時の状況を教えてくださいました。
高台にあったため、直接的に津波で建物が
倒壊することはなかったプラザホテル。

災害時に、ホテルが果たす役割の多様性について、
さまざまなことを知りました。

境さんがおっしゃっていたことで、印象的だったことがあります。

「今までは行政とのむすびつきがなかったが、
 これまでになかったつながりが広がってきた。

 今までは観光の人たちしかつながりがなく、
 業界を超えて、大きな立場を超えての
 コミュニケーションは少なかったように思う。

 しかし、震災後、おのおのが単体ではできなかったことも
 できるのではないかと思うようになってきたし、
 つながりは外部にまでなってきている。

 今までであれば、気仙沼市だけでやろうと考えて
 「これは無理だよねう」と思うようなことも多かった。
 今は、気仙沼の市内だけではなく、
 外部の方たちとのつながりがあるからこそ、
 できるというようなことも、多い」


たいへんな状況を聞く中にも、
前向きな言葉にパワーがあって、嬉しいヒアリングでした。

ご協力してくださった気仙沼観光タクシーの宮井さん、
境さん、ありがとうございました!


 ぐるぐる応援団・代表 鹿島美織@ラブソングッピー

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