2012年8月22日水曜日

川開き 第2日目



すごーく遅くなってしまいましたが、8月の川開きの時の写真を発見してアップします!
市役所の1階前で出した屋台で、きゅうり漬けやから揚げ棒を
買っていってくださった方たち!

写真、遅くなりましたがアップロードします。

ハル。売り子も
やってくれましたー


まずは、渡波小学校の避難所の時に出会って、
何かあると、いつも助けてくれるハル。

顔を出してくれて、
私たちが手が足りなくて、わたわたしているのを見て、
売り子してくれました。
本当に助かるー!!

去年の川開きの日を思い出して、感慨深い1日。
1年、たったな、って・・・。

たくさんの屋台が出て、

こんなにも、石巻には若者がいるんだーーーーー!!と、
改めて嬉しい気もちに。


去年の同じ川開きの日には、
まだまだ、瓦礫が倒れかかる道を通って、
屋台もあまり出ておらず、長蛇の列でした。

お祭りを開催するかどうか、かなり、議論がある中で、
追悼の意味も込めて開催が決定したとのこと。


アロハ!夏らしい元気な2人組♡



今年は、たくさんのこどもたちや中高生や、
若い子たちがおしゃれして、友だちと連れ立って
でかけていました!



津波でお母さんを亡くして、今はおじいちゃんおばあちゃんに育てられている女の子が、今年は「ママが着付けしてくれない」という中で、仲良しっこと一緒に、甚平を着付けたなあ、と。

今はもう建て壊されてしまったわたのハウスで、髪をセットして、薄くお化粧をしてあげて、かわいくして、送り出しました。

ボランティア仲間だったみどりちゃんと一緒でした。(みどりちゃん、元気かな?)


地元の方も、まだまだ、長靴やTシャツやラフな恰好をしていた日々の中で、
去年の川開きの周辺は、地元の年ごろの子たちは、
うきうきした感じで、流された浴衣を買い直すことをねだったり、
ある服を工夫してかわいく来たりしていました。

お祭りがあることを知らないボランティアの人たちは、
ジャージのような、ガチな服装のままで、
少し、華やかさをまとった地元の方たちを、
まぶしそうに、不思議そうに見ていたっけなあ。



ワタノハスマイルのともくんやみどりちゃんや、
わたのハウスのちびっこや、みんなと、壊れた家の屋根ごしに、
みんなでみた花火。川に映し出される花火の色。
地元の方たちの、楽しみつつ、祈りを込めた表情。

今年の賑やかさと比較しながら、1年以上もここにいるのかあーと、
不思議なきもちでいました。


みんな、1年分、時が進んでいるんだなあ。


腕を怪我してしまった女性。
棒にさしたから揚げなど、たくさん買ってくださいました!
終了間近に、きゅうり漬けをまとめてご購入。
しぶいメンズです。かっこよく育ってね!


高校生のつくる
石巻カフェ「  」の
日本財団の方。
日和ジュース、いただきました!
ありがとうございます♡


この日に合わせて、石巻に戻ってきたボランティアさんたちの顔もちらほら。
石巻の元気な表情も、いっぱい感じて、嬉しい川開きの日でした♡






 ぐるぐる応援団・代表 鹿島美織@ラブソングッピー

2012年8月21日火曜日

石巻市 災害マネジメントと観光についてヒアリング




今日も、キャンベラ大学の中西さんと一緒に、
ヒアリング&現状把握を行ってきました。

まずは、専修大学で行われた「プチ市民の会」の前に、
石巻市の復興部の部長でいらっしゃる星様と打合せ。
星さま、ありがとうございます。


再開発地区の話や堤防など、今の状況を知ることができました。
ご協力くださった石巻の観光協会の後藤会長、石巻市の星さま、
本当にありがとうございました。



石巻市の復興関連の部署の部長さんと、
情報交換&打合せ



夜は、波小学校の管理人をご経験された、山田葉子さんのお話。
(今は、キャンナスで働いていらっしゃいます)

山田葉子さんの話に聞き入る一同。
津波が遠くの屋根を超えるのを見た。
走って逃げるときには、まだ人がいた。校舎の前や体育館もあけた状態。
校舎の前にいる人たちには、津波が屋根を超えたと伝えながら逃げた。

津波が来て、体育館と校舎が分断された。
学校自体には先生もいたが、体育館と校舎で、先生も分かれてしまうことになり、
こどもを迎えにいった親と体育館にいたこどもも分断されていた。

体育館は2mの津波。
1階からは外が見えなかったので、分からずに落ちついた雰囲気だった。
校舎の方は1階が津波でダメになり、みんなが2階以上に避難。

400名が体育館、400名が小学校にいるという状況だった。

避難所になっているので、備蓄があったはずだったが、
同じ小学校の中でも校舎の方に備蓄は集中しており、
体育館にはいっさいの備蓄がなかった。

・・・

知り合って、もう1年半も立つけれど、葉子さんから、
しっかりと当時の話を伺ったのは、はじめて。

「避難訓練ではなく、避難所訓練を。」
ひとつひとつが、非常に力強く、被災なさったからこそのメッセージに満ちていました。


こういう話が、たくさんの方に届くといいな、と願っています。
石巻に来て、色々なお話を聞きたい、という方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、お声掛けください!





おまけ。今日の「いしのま★キッチン」のメニュー

 ぐるぐる応援団・代表 鹿島美織@ラブソングッピー

2012年8月19日日曜日

2012.8.19 ボールをつくろう



今日のキッズワークショップのテーマは、「ボールをつくろう」。

新聞紙とテープで、好きに形をつくっていきます。
今日は、久しぶりのトッキーも参加!




新聞紙をつかって・・・

トッキーも参加





何やら、新聞紙をぐるぐるとねじまげていっています。




ぐるぐると作った輪をつかってやっていたのは・・・・
輪投げゲーム。

人が的になっています。


他には・・・何ができるのでしょう?





紙コップの中に、新聞の玉を入れて
手品をはじめる子も・・・



そして、こちらは何?
テープのボールに、何かのキャッチャー?




上のミットをつかって、ゲームがはじまりました。
新聞紙でつくったミットをつかって、テニスのようなゲームに?!
真ん中に、板でネットがわりに! 






下は、女の子がつくったオムライス。
新聞紙があるだけで、さまざまなゲームが楽しめました。

夏のまっさかり。
今日は、参加人数がちょっと少なめ・・・

トッキー、ありがとう!
 




2012年8月14日火曜日

2012.8.9 移動交通&観光状況のヒアリング@気仙沼


8月の上旬、キャンベラ大学から来てくれたのが、
高松高校時代からの友人、中西仁美さん。

移動サポートの事業に関して、
移動ルートの選定やニーズ調査の分析などで
キャンベラ大学とは協力関係を組んでおり、研究提携を結んでいます。


昨年度、石巻スポーツ振興サポートセンターの方や専修大学の山崎先生と
一緒に、石巻市の仮設住宅のバスの利用調査をした時にも、
データを分析してくれたり、大活躍してくれました。

今回は、移動の状況だけではなく、
災害マネジメントと、復興の中で観光の果たす役割についての
状況調査も含んでいたため、様々な方にお話をお伺いさせていただきました。

気仙沼観光プラザの境さん。
ご紹介してくださった宮井さん、
ありがとうございました!





気仙沼でご協力してくださった方のお一人は、
気仙沼観光プラザの境支配人。

はじめの1ヶ月は、ホテルの営業が不可だった。
小さな発電機や給水車1台借りれたため、1階2階、調理場部分ができた。
ハローワークが気仙沼で一気に何千人の手続きができないということで、
手続きの場所として使用。民事相談窓口で4月11日〜 ホテルを再開した。

等、当時の状況を教えてくださいました。
高台にあったため、直接的に津波で建物が
倒壊することはなかったプラザホテル。

災害時に、ホテルが果たす役割の多様性について、
さまざまなことを知りました。

境さんがおっしゃっていたことで、印象的だったことがあります。

「今までは行政とのむすびつきがなかったが、
 これまでになかったつながりが広がってきた。

 今までは観光の人たちしかつながりがなく、
 業界を超えて、大きな立場を超えての
 コミュニケーションは少なかったように思う。

 しかし、震災後、おのおのが単体ではできなかったことも
 できるのではないかと思うようになってきたし、
 つながりは外部にまでなってきている。

 今までであれば、気仙沼市だけでやろうと考えて
 「これは無理だよねう」と思うようなことも多かった。
 今は、気仙沼の市内だけではなく、
 外部の方たちとのつながりがあるからこそ、
 できるというようなことも、多い」


たいへんな状況を聞く中にも、
前向きな言葉にパワーがあって、嬉しいヒアリングでした。

ご協力してくださった気仙沼観光タクシーの宮井さん、
境さん、ありがとうございました!


 ぐるぐる応援団・代表 鹿島美織@ラブソングッピー

2012年8月12日日曜日

2012.8.12 ワークショップでスツール造りに挑戦!!


8月12日は、地元の谷製材所と石巻工房さんのご協力のもと、
こどもたちと一緒にいしのま☆キッチンで使うスツール造りに挑戦しました。


この企画は、いしのま☆キッチンのお客様用の椅子が
不足していることから、生まれました。

内装を変えたり、テーブルや椅子をととのえるため、
Ready For でファンドレイジングにチャレンジ中ですが、
https://readyfor.jp/projects/ishinomo-kitchin
直近で、どうしても必要な分を先行でつくりはじめました。





重要となる座面は、石巻産の丸太を谷さんの工場で切り出していただきました。
谷さんの工場は、津波につかってしまって、
高価な重機がたくさんダメになってしまっています。

それでも、去年の夏から「お前らがボランティアなら俺もボランティアだ」といって、
集会所に素敵な木の看板をつくってくださったりしています。
商売にならない私たちの相談に、丁寧にのってくださる谷さん。
いつも、ありがとうございます!

そしてそれを支える肢を提供していただき、
さらにキッズたちの制作指導をしてくださったのが、
石巻工房の千葉さんと勝さん^^。



これらの材料からどのような椅子が造られるのか始まる前からわくわく☆





まずは、板の周りにある堅い皮を剥ぐ作業から。

     



開始早々、力作業なため、難しいかな?と、思いましたが、
キッズたち、難なくクリア!
板を1つどころか、2つ3つ皮を剥ぐ子も・・・

うまくはげる場所にはコツがあって、つるりとキレイにいく場所も、
いかない場所も・・・・ 工夫しながらトライしていました。
すばらしい。笑





次に、皮を剥いだ板に位置を確認しながら、肢を取りつけていきます。

釘を打っていくのですが、キッズたちがやりやすいように、
打つ前にドリルで穴を開けときます。

     


     



男の子グループは、やる気がありすぎて、千葉さんの指示が待ちきれない様子・・・。







元気なキッズたちに負けじと、ぐるぐるメンバーも真剣です!!

    








かえでちゃん、小さな手でトンカチを握る姿、たくましいですね♪

   





そして1番乗りで、作品を仕上げたなつ君

     





作品全体図はこんな感じ☆

キッズたちの椅子は大成功。
ちなみに、代表の鹿島は木の長さを間違えて、
座れない駄作を制作・・



     







作業のほとんどをキッズたちが自分でこなしていくため、驚きの連続でした。

ドリルで穴あけ(しかし、ドリルを使いこなしてしまう子もいたのですが・・・笑)や、肢の取り付けの順番で悩んだ時は、千葉さん、勝さん、
そしてぐるぐる応援団がお手伝いしました。


ただ、すぐに手を貸すのではなく、
「どうすればいいのか考えて、とりあえずやってみな。
駄目だったらまた違う方法を考えりゃいいんだから」という、
千葉さんの教え方がすてきでした。

キッズたちがスツール造りを通して、
自分の力でやってみることの大切さを、
感じ取ってくれていたらうれしいです。





そして、バスが来てお別れの時間に。

みんな、自分で造った椅子をお持ち帰り♪




    



 ぐるぐる応援団・代表 鹿島美織@ラブソングッピー

   









残った椅子は、いしのま☆キッチンで使わせて頂きます!

お客さんに心地いい空間を提供できる椅子が出来上がりました^^



※これから、大量のやすりかけが待っています・・・!



ぐるぐる応援団インターン生、宮崎幸