実は、3月27日の保健所の監査を前にして、困っていたのが水道のとりつけ。
震災前には水道があったみたいなのですが、
厨房のひとつには水道館だけで、水槽がなくて、このままでは許可申請が通りません。
水槽は購入したのですが、困ったのは、とりつけ。
上の方に配管の先があるだけで、カベからひっぱってくる
パイプづくりから水道に接続するまで、
ちょっと素人の手におえる範囲はこえていそうでした。
でも、
水道屋さんも、ぱんぱんです。
特に、仮設住宅の凍結なども重なったので、どこも忙しくて
対応してくれるところがみつからない・・・
そこで、東北大学のインターン、川上くんが連絡したのが、
「なんでも屋」さん。
報告を受けて、「えっなんでも屋?」とびっくりしたのですが、
さらにびっくりしたのが、あまりの活躍ぶり。
水道だけではなくて、1年間、海水を放置していて、
扉の錆をざっくり起こして、フタをあけて、
(塩さびしていて、下水口もあけられなかった)、ドロドロと固まった1年前のヘドロをやっつけてくれてました。
いやーな匂いの元はココでした!
真ん中が便利屋さんのカワニシさん。 そして、青いジャンバーが元ラーメン屋さんのお父さん。 |
リーダーのカワニシさんは、北海道から移り住んで30年。
「なんでも屋」さんのその名の通り、大きなお買物から、
ガタピシャいう戸を直したり、凍結してしまった仮設の水道を復旧させたり、
なんでも、対応してくれます。
おじいちゃんおばあちゃんのリピーターが多いそうです。
前に塾をしてた時の教え子のひとりが「いしのま★キッチン」で
仕事をしてくださるお母さんで、とても親身に協力してくれています。
倒れかけた木を切っていたら、木が倒れてきて下敷きになって、
身体中が黒くなってしまったんだそう。
左手は赤黒くぱんぱんにはれあがっていて使えません。
それでも、ペンキを卸売り価格で安く手に入れてくださったり、
とっても安く水道をつけてくれたり、
「ぐるぐる応援団の応援をする」と言って、
いろいろ協力してくれています。
もう一人の男性の方は、元ラーメン屋さんだったそうです。
震災でお店がつぶれて、なんでも屋さんの見習いになったそう。
寡黙なおんちゃんです。
なんでも屋さんのお仕事で庭の手入れをしていたら、
「ショウカロウさん、何やってるの」と、流れる前のお店のお客さんに
話しかけられて、つらかったと話をしていました。
日野さんが、ラーメンを再開できるのを、
「よがったね。おいは無理だったけど、がんばれ」
って言っていらっしゃいました。
ぐるぐる応援団代表 鹿島美織@ラブソングッピー