2月の頭の風景(今頃ですみません)。
乃村工藝社の方たちが来てくださって、みんなでDIYの
第1期工事を実行!
何度かに分けて、チーム別に制作シーンをお伝えします。
乃村工藝社皆さんが、ホーマックに買い出しに行っている間・・・
フロアチームが、まず、キッチンの真ん中にあった壁を取り除いていきます。
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DIY風景 |
ここで大活躍したのが、常連のお客さまのカズさん。
そして、オレンジ王子とめぐちゃん。
カズさんは、お休みなのを知らずに食べに来てくださって、
巻き込まれました・・・(笑)
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オレンジ王子。うまい |
第一歩は、上のガラスを取り除くことから。
ねじなどが外からは見えないので、
おしてもひいても取れず、まず、困惑。
でも、ガラスをのせたまま壁を外すと、割れて大変そう・・・
さて、どうするか。
そして、王子がカッターでゴムを切っていくことに。
はじめは動きませんでしたが、ガラス面にそって左右から切り込みをいれていくと・・・
おおっ ぬけたあ!
そして、左右にあった金色の柱を、めぐが分解していきます。
インパクトをもっている高校3年女子。かっこいいス。
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めぐ。おっ 器用です・・・ |
ふうむ。
DIYをするのに、まず、大切なのは、観察力であると実感。
構造をよく見る!・・・・
そして、その後、いよいよ 壁を壊していきます。
どうするかって・・・押したりひいたり、原始的に分解して行くのです。
ここで驚いたこと。
それは、石巻人は、高校生のめぐやオレンジ王子を含めて、
バールのつかい方がうまかった!!!
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バールではがしていきます |
びっくりしていると、
「震災の時に、たんす開けたり 瓦礫をのかしたりして
バールつかってたから」と。
確かに、2011年のボランティアをしはじめた時に
よく泥かきをしていましたが、
泥水を含んだたんすは膨張して、しかも重くて、運ぶのも、開けるのも大変だったなあ。
王子の自宅は、きっと、形も見つかり難かったと思うけれど、
女の子のめぐも、たんすをバールであけたりしていたんだなあ。
「飲む水がなかったから、自動販売機を開けてしのいだ」こととか、
「食べものがなくて、泥の中からコンビニのお菓子をもらった(店長さんの前で)」
とか、そういう話が出てきました。
私が知っているのは、3月末からだけれど、
大きなタンスや流すにも水がなくて、
あの時の匂いや重さや、いろいろな記憶がよぎりました。
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そして、ベニヤをはずしていきます |
そして、白いベニヤをはがしていきます。
去年の4月にオープンする前、光樹や川上くん、トッキーやたけしや
皆と一緒に、白いペンキをぬって、泥を覆ったなあ。
なつかしく思いながら、バールで切り込みを入れて
周りをはがすと、海水につかってでちょっとペコペコした感じの
ベニアが出てきました。
ベニアちゃん、1年間、ありがとう!お疲れさまでした・・・。
ということで、次話に続く・・・