2015年9月22日火曜日

2015.09.22(祝) 竹でテントをつくろう!


BIG UP 石巻の大街道の地域のお祭りで、
ぐるぐるあそび場隊の学生さんたちが企画した
「竹でテントをつくろう」を行ってきました。




いちばん初めに来てくださったお子さん
布を選ぶ子どもたち


今回は、すべて無料というのをやめて
子どもたちにも有料で体験させたい、という主催者側の意思もあり
1回のワークショップの参加を100円と設定しました。


丁寧にはりつけていきます



かくれんば
子どもたちにとっては、大金。
本当にやりたいか、やりたくないか、自問自答した上で
「やる!」と手をあげてきます。



小さな子の場合は、お母さんに主導権があります(笑)
はさみをうまく触れない子も、布ガムテープをうまく切れない子もいて
けっこう難しい作業。






かくれんぼで遊ぶ女の子。
かわいーい!



少し大きい子は、竹を結ぶ難しいところにもチャレンジ。
自分で工夫しながら3本の竹を紐で結ぶという経験も、子どもたちにとっては挑戦の一つ。




なかなかうまくできません。





が、兄弟もお父さんも、見守っています。
できたら、ここからがお楽しみ!

布を選んで…
1枚目の布を巻いて…


100円を払ったのは、弟くん。
なので、横にはサポートしながら見守るお兄ちゃん。
重ねていきます。できてきた!


ようやく、できてきたね!
キレイなブルーが鮮やかなテントができてきました。


この子も、小さいのにがんばりました。
モノクロを選んで、かっこいい系の布をセレクト。
ボランティアのドムといっしょにイエイ!



小さかったけれど、根性を持て完成!


古着を裁断するのも、布を張り合わせていくのも大変
途中で放り出しそうになることもあるけれど、
この子もガムテープの切り方から、上手になっていきました。


この子もガムテープの切り方から、上手になっていきました。

















 みんな、たくさん楽しんでくれたかな?
おつかれさまでした!!


































2015年9月21日月曜日

2012.09.21(祝) 地域の方たちのお力で竹狩り!


明日は、竹を使ったワークショップ。

じゃじゃーん!
竹が、いっぱい。
うっそうとした竹林

嬉しい!
実は竹が確保できなくて、焦っていたのです。

本番は、明日なのに…
車も運転できない(涙)


悲しい気持ちで石巻の商店街を歩いていたら、
お会いしたのは、木村ふとん店のお父ちゃん。

竹を取る場所をセッティングしてくださいました。



仕事の途中だったのに、「案内してやるから」…と。
救いのネ申でした!



ただ、ふとん店の木村さんは仕事があり、竹取りの最後までは
付き合うのは難しいよ、と。

とにかく、ノコギリを持ってこようと走っていたら、
次にあったのは・・・
市役所の設備管理のおんちゃん。

ぷっぷーと車のクラクションを鳴らされて振り向くと、
普段、鍵しめなどにまわっているおんちゃん。

ダメ元で事情を話すと、手伝ってやる!と言っていただけました。

ブラボー石巻。本当に、やさしいぃぃ・・・






ということで、おふたりの 救いのネ申のお力を借りて
20本以上の竹を、刈って、刈りまくりました!







ありがとうございます!


感謝・・・

2015年9月17日木曜日

2015.09.17「みんなでつくって食べよう」打合せ


今日は、東北工藝大学の先生が、
来年からはじまる リボーンアートフェス のことで来ています。

当時のことや今の仮設住宅での状況などを皆さんにお伝えしていただきました。

そして、「みんなでつくって食べよう」の打合せを
渡波第2仮設住宅や地域の皆さんといっしょになって行っています。

どのような食をテーマに
「みんなでつくって食べよう」を行っていくか…

「高齢の独居の方が、一人でも簡単につくれるものを」
「おかずになるだけではなくて、主食でもある方がよい
「病気になったり年をとったりすると、若い人たちが食べるものとは違う」

などさまざまな意見が出ます。
テーマがかなり揺れていますが、こうして話し合いを重ねながらよいものになりますように!


万石浦地区/朝の仮設住宅でのおらほのラジオ体操

食でつながとうをはじめ、交流についての打合せを兼ねて
渡波北部の仮設住宅や万石浦、にっこりサンパークなどをまわっています。

その中のひとつ、おなじみの万石浦の仮設住宅でのらじお体操。

おらほのラジオ体操

という名前で、石巻弁でラジオ対応。









今日は、東北工藝大学の副学長も来てくださいました。
来年からはじまる、Re-Born Art Fes(リボーンアートフェス)で
地域の皆さんといっしょにアートをつくれないか。というご相談です。

AP Bankの方たちが中心になって、数年かけて準備している国際芸術祭。
震災で痛んだ土地からの再生のプロセスとして、大きな影響力を持つものになると思います。

この痛みから、つぎの未来が生まれてきますように…







2015年9月4日金曜日

2015.9.4(金)  石巻エリア【語り部タクシー】の養成講座がスタート!(2)


つぎに訪れたのは、NPO法人ワーカーズコープさんが運営している、石巻若者サポートセンター。

実は、2012年、2013年と宮城県の中学生の不登校率は全国でワーストだったのです。
今年の8月の速報で、2014年度はワーストではなくなりました(❁´ω`❁)

震災後に跳ね上がってしまった面もある不登校の子どもたち。
それはどういった背景や気持ちなのかを佐々木さんに講師となって教えていただきました。

ちなみに、ぐるぐる応援団も、彼らとコラボして「ハーブプロジェクト」など、不登校や引きこもりになっている若者をサポートしています。
一人ひとり、傷付いた想いのある若者たち。
いつか伸び伸びと、羽ばたきまうように!


若者サポートステーションでの養成講座の様子

そしてつぎは、ボランティアを6000名以上、受け入れてきた橋下ママの講話。

ママは、なめことお惣菜を用意して待っていてくださいました。


橋下ママ

震災後、孤立したお話などを聞いていきます。
平屋建てのお家で、黒い水に囲まれてあたりが夜のように真っ暗になったお話。
ご一緒していた方が翌早朝に亡くなってしまったお話を話してくださいました。

そして、今の生活についてなど、ドライバーさんたちから質問が。
いくつかのやりとりがありましたが、あっと言う間に時が過ぎていきました。

最後に、ドライバーさんたちが「聞きたいこと」などを、付箋に書き出していきます。
たくさんの「聞きたいこと」が集まりました。

ふせんに、聞きたいことなどを書き出していきます

これからの仕組みづくりが本番。
ドライバーさん達が想いのある素敵な方で、なんだか、嬉しくなりまいた。


「質問:仮設住宅の生活の中できれいごとじゃなく事実」

「質問:石巻焼きそばを週何ペースで食べますか?」


ワークショップを企画してくれた伊藤拓くん


実は…大型バスの通る道すじを間違えさせてしまったり、痛恨のミスが2つあり…(´・ ・`)
研修の内容ももう一歩、踏み込まなくては、と。反省… 


神田さん、サポートをありがとうございました。

仙台中央タクシーの神田さん


これから、被災地ガイドのコースを「語り部タクシー」のサービスとして立ち上げる中で、

● 命をつないで、社会をつないでいくための学びを込めたい
● 学びだけではなくて、石巻の魅力を体験していただくコースもつくりたい
 (…あれ… 観光のコンテンツが足りない!!みんなでつくろう!)

と思います。
被災したエリアをビジターが訪れることに、違和感のある方たちも多いと思います。その感情を踏みにじってしまう部分があると思いますが、少しでも意味のある企画にしていきたいと感じてます。

そして今回、たくさんの方にご協力をいただきました。
この場をお借りして、お礼申し上げます。

順不同<Special Thanks>
宮城復興支援センター Hideki Mogi
石巻市議会議員 千葉真良様
ラジオ石巻 @高須賀精一郎様
公益社団法人未来サポート石巻 中川政治様 / Chihiro Fujima
NPO法人石巻復興支援ネットワーク 兼子 佳恵
小さな命を守る会 佐藤敏郎様 佐藤 和隆
一般社団法人BIG UP石巻  原田 豊
佐々木 一嘉
鈴木 省一
伊藤 拓
浅野 基




 たくさんの方にヒアリングなどご協力いただいたので書ききれませんが…
ありがとうございます!
手伝ってくれた浅野くん。ありがとー!
いつか、南三陸観光バス株式会社の高橋さんとお約束したつぎのツアーをやれますように!(誓)













2015.9.4(金) 石巻エリア【語り部タクシー】の養成講座がスタート!(1)


石巻エリア【語り部タクシー】の養成講座がスタート!
宮城県タクシー協会の仙台支部から、ドライバーさん23名が参加してくださり、新チャレンジがはじまりました。
こちらに来てから、たくさんの人の想いのつまった言葉を聞いてきました。
ブラウン管では伝わらないこの生の言葉が、たくさんの人に届いて、つぎの命を守れますように…と思います。


第1回目の講師をご担当くださった方々は…
三陸河北新報社 大須武則様
石巻観光ボランティア協会 齋藤敏子様
橋本伸子様
若者サポートステーション 佐々木征子様/小澤慎太郎様

です。心から感謝申し上げます。

まずは仙台から、三陸河北新報社の大須さんに同乗いただきます。
石巻市の被害状況や、当時、被災した中でどのようにニュースを報道していったかを伝えていただきました。

タクシーの運転手さんたちを乗せているとバスもプロフェッショナルな走りをするのか…
仙台から石巻まで、1時間もかからずに到着。
三陸河北新報社のセミナールームをお借りして、まずはグループワークから


乗客を案内する際に、どのように話をしたらいいか、など知見の交換も行われています。

参加してくださったタクシードライバーの方たちは、想いのある方たちばかり。
語り部タクシーに取り組む想いが、溢れていました。


スタートでのワークショップで、タクシードライバーさんたちがシェアをしていた想い

その後は、大街道や門脇エリアなどを回りながら、石巻観光ボランティア協会 齋藤敏子様にご案内をいただきます。
斎藤敏子さんは、石巻で語り部として多くの方を受け入れ、ご案内をしていらっしゃる筆頭格は、
本番までの間も、たくさんのお話を聞かせてくださいました。


当日は、のどを壊している中で皆に向かって話しかけてくださました。


これから立ち上げていく石巻エリア「語り部タクシー」の大きなチャレンジは
●●● 石巻の地元の語り部の方や飲食店などと連携していくこと●●●
です。

タクシーのドライバーさんがガイドするだけではなく、基本的に語り部の方たちが同乗するデザインにしていこう、と神田さんとチャレンジを決めました。

震災後、6000名以上ものボランティアを受け入れている「橋下ママ」こと橋下伸子さんにもこ講師をお願いしました。
(続く)

鹿島美織