乃村工藝社さんといっしょに、
2016「光の箱のワークショップ&つながる長のり巻き」を行ってきました。
毎回、来ているからのりを巻くのは3度目よ!と手馴れた方も |
今年に入って蛇田第1の集会所を利用するのは、3度目。
春前に伺った時に来てくださった方たちのほかに、最近、入居したという方や
蛇田西の仮設住宅にお住まいで、これからお引っ越ししてくる予定の方などが来てくださいました。
毎回、長のり巻きをやっているせいか「ぐるぐる応援団?・・うーーん」とつぶやいたあと、「ぐるぐるのり巻きの団体ね!」というコメントが帰ってくるようになりました。
ぐるぐるのり巻き…すごい名前…
つながるながーいのり巻き。 カーブも見事にこなしています! |
今回のメインは「光の箱」です。
そのため、以前は具材からみんなせいっしょにつくっていましたが、今回はスタンダードな具材で、長のりまきは、えいっと巻きました。
2月の時には、こわくて部屋の外から見ていた男の子も 今回は握りにチャレンジ!できたーーー(❁´ω`❁) |
3回目の開催のせいか、ある程度、段取りをわかっている方たちもいて、スムースな進行。そこのカーブはこうして!はい、このサイズに切って。水で包丁を濡らして…
と、はじめての参加者さんをリードしてくださる住民さんも現れはじめました。
とっても、頼もしい方たちです。
隣の女性に促されて男性も切り分けにチャレンジ。 |
みんなで大きな食卓をk |
今日のメニューは、スタンダードなのり巻きと
貴子さんお手製の卵と白菜のスープ。ヘルシーな組み合わせです。
テーブルにつくと、わいわいと話がはじまりました。
すでに仲のいい方、ほとんどの方を知らない方… 参加者はいろいろです。
引っ越して来て間もない人たちは、どこから来たか、どこに住んでいるかと自己紹介がはじまるのもお決まりです。
少し残念だったのは、テーブルの周りに椅子をギリギリいれましたが
住民さんがテーブルを囲んだだけでいっぱいに。
乃村工藝社の方たちともいっしょのテーブルでのり巻きを食べたかったのですが…
別テーブルになってしまったのが痛恨でした。
昼食後は、隣の和室にうつって、光の箱のワークショップへ。
「何つくるの?箱?…ん?」というような戸惑いを見せる方もいらっしゃいましたが、いざ、作り始めると…
かなり黙黙と手を動かす方が続出。
こんな風に銀の筒をつくって箱にいれていきます |
乃村工藝社さんに出会ってから、今年で4年目。
復興住宅では初の開催となります。
もくもく… |
もくもく… |
復興公営住宅に移ってきた方たちは、ここで新しくコミュニティを築きます。
いろいろな方がいらっしゃいます。
蛇田は、近くにイオンがある新興住宅地。
震災の後、自宅再建の方も含めて、今まで何もなかったところに街が出現しました。
真新しい綺麗な街並みです。
「すぐに避難したお寺から数えると、避難所、親戚のうち、また避難所に戻って仮設住宅で…もう8箇所目だ」
「牝鹿半島に住んでいたんだ。このあたりはスーパーがあるのが嬉しいけれど、畑や海はないねえ」など、それぞれの感想があるようでした。
こちらのおふたりは、近くの仮設住宅から。
数件の小さな仮設住宅だけれど、お世話役をやっているそう。
つぎは自分たちのところでもしたいなあ、来年には復興公営住宅に引っ越すから、そこでもきっと地域に貢献できると思う、とお話をされていました。
そんな話をしながら、また、もくもく。
もくもく… |
乃村工藝社の方たちも、丁寧にサポート。
地元のカズさんと木村パパも、皆さんに丁寧に伝えたり、道具の準備をしたりしてくださいます。
作り方を丁寧に教えてくださるあゆみさん |
みなさんをサポートするしほさん、小川さん |
ある程度、形ができあがったら…中盤に突入。
カラフルなセロファンで色をつけていきます。
うーん こんな感じでいいかな? |
どんな色がいいか、これはどうか、あれはどうか?と悩みながら
完成に近づいてきました!
あれこれ悩みながら色を選んで…配色決定 |
こんな色はどう? いい笑顔… |
満足そう。赤い真ん中にお花が入っていて、 まわりをぐるっとカラフルに。ハートも隠れています |
最後の仕上げに、乃村工藝社の方が中身が動かないように補修をしてくださって、
1年間、屋外での展示のために備えます。
展示先は、橋通りcommon。
どの作品が自分のものか、見分けるために名前を書いて、ついに完成です!!
えりさんがついて、名前を入れたら… |
光の箱たちがじょじょに完成… 少し西日になってきています |
記念の写真をパチリ⭐︎しているのは、小川さん。
他の人の作品を眺めながら、さまざまな感想が |
作品を見ながら、感想をいいあったり… |
明美さんの作品は、こちら。 |
何人か追加できてくださる方も。
遅れてきた方のために、のり巻きをさらに2回、行いました。
そういえば、リーダーの浅野さんは、昨年度ののり巻きのことを
「大蛇の捕獲」と言っていましたが、まさにそんな感じの写真ですね…
15時ちょっと前に来てくださったおふたりも、無事に作品が完成しました。
似ているなあと思ったら、やはり姉妹だそう。
姉妹で別べつの場所で被災したけれど、復興公営住宅は、運よく少ししか離れていないエリア同士であたったそう。
蛇田の復興公営住宅は倍率が高く、外れて嘆いていた方たちをたくさん知っています。
おふたりとも当選し、ラッキーですね。
復興公営住宅は、仮設住宅の集会所と違って有料です。
遅れてきた方のために、2回目ののり巻き。 |
3回目ののりまき |
キッチンの元スタッフの植松さんも来てくださいました。
娘さんの愛菜ちゃんも!高校生で見て、東京に行ってからもどってきたら、すっかりきれいなお姉さんになっていました。
奥が愛菜ちゃん。工作は苦手といいながら、 かわいい模様を丁寧につくっていっていました。 |
似ているなあと思ったら、やはり姉妹だそう。
姉妹で別べつの場所で被災したけれど、復興公営住宅は、運よく少ししか離れていないエリア同士であたったそう。
蛇田の復興公営住宅は倍率が高く、外れて嘆いていた方たちをたくさん知っています。
おふたりとも当選し、ラッキーですね。
最後のおふたり目。 |
復興公営住宅は、仮設住宅の集会所と違って有料です。
住民さんの共益金で運営されるため、個別の復興公営住宅で利用料は違います。
蛇田第1は、お部屋の使用料や暖房代やガス光熱費などがかかるので、
午後の部をお借りしました。
もう少し、手ごろな価格になるといいなあ、と思いつつ。
みなさん、おつかれさまでした!